漫画ソムリエブログ

2012年11月15日
「ベルサイユのばら展」(福岡県立美術館にて開催中)にちなんで・・・

ベルサイユのばら表紙 「ベルサイユのばら展」に行きたい、図書担当のFです。

 オスカル様が福岡県立美術館で待っているそうで、コマーシャルでそう言われると、「はい!行きます!」と思わず返事をしてしまいます(笑)

 (当館では「ルパン三世展」が絶賛開催中!来てね!見てね!

  

 今回、閲覧ゾーンの特集コーナーは、「ベルサイユのばら展」にちなみ、男女逆転になっている作品を集めています。
 話の展開は様々ありますが、どれも言えるのは、性別を超えたから話の世界が広がり、男女の視点の違いが面白さの隠し味になっている、といったところでしょうか。

  さて、「男装の麗人」として忘れてならないのは、「ベルサイユのばら」(池田理代子、集英社)のオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェです。
 女の子なら、誰しも憧れてしまう麗人です。
 「ベルサイユのばら」は、18世紀後半のフランス、フランス国王となるルイ16世とマリー・アントワネットの結婚からフランス革命の時代を舞台に繰り広げられます。

 オスカルは女として生まれるも、跡取りを望んだ父親に男子として育てられます。フランス貴族の男子として必要な教養や武術はもちろん、女性としての美しさも併せ持っています。王太子妃付き近衛兵としてマリー・アントワネットに仕えるオスカルは、のちにマリー・アントワネットと恋仲になるフェルゼンに思いを寄せますが、フェルゼンからは友人としてしか見られず、幼なじみのアンドレの思いに気づくまで随分時を要します。その間も、貴婦人達には大人気、女性として出席した舞踏会では、男性の視線を一気に集めます。

 女性であり貴族。当時のフランスでは何不自由なく生活を送ることができた彼女ですが、自ら王宮と平民の生活を見、さまざまな人と交流し、苦悩の末フランス革命に身を投じていきます。怒涛のフランス革命の渦に巻きこまれる中、父親に「女でありながらこれほどにも広い世界を、人間として生きる道をあたえられたことに感謝している」と伝えます。男性と女性、2つの立場で揺れながらも主人公らしく生き抜く様が、今までの慣習や時代を打破することのできる象徴になりえたのでしょう。

 「ベルサイユのばら」は1972(昭和47)年から少女漫画雑誌「週刊マーガレット」(集英社)で連載されていました。その後漫画のみならず、アニメ化や宝塚歌劇団でも何度も上演され、その人気は留まることを知りません。

 というわけで、「ベルサイユのばら展」2012年12月9日(日)まで開催中なので、当館の特集コーナーも12月いっぱいまで行う予定です。ルパン三世の世界と一緒に堪能してくださいね!

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