北九州漫画ミュージアム

ひとことブログ

2012年09月08日
「あしたのギャラリー」を展示替えしました。

皆様はじめまして学芸員のGです。

今回は、常設展示コーナーにあります「あしたのギャラリー」の展示替えについてお伝えします。今回、新たに展示をはじめたのは、2012年8月4日、5日で行われた「まんが甲子園」(http://manga-koshien.net/)の受賞作です。このまんが甲子園は、高知県等の主催で行われているもので、今年で21回目を迎えました。今年のまんが甲子園では、全国から応募のあった296校の中から、厳選な審査を勝ち抜いて集まった高校30校の生徒が高知に集まり、熱い戦いを繰り広げました。この大会は、漫画家や専門家らが作品を審査するだけでなく、多くの出版社がスカウトマンを派遣し、出張編集部も開設されるなど、未来の漫画家の発掘も行われる、注目された大会です。

 

まんが甲子園のしくみは、第一競技、敗者復活戦と経て、予選を勝ち抜いて参加した30校のうち、20校で決勝戦が行われるというものです。第一競技は「アイドル」というテーマで行われ、そのうち15校が決勝戦に。また、敗者復活戦が行われ、敗れた15校のうち5校が「非常用○○」というテーマで敗者復活。決勝戦は敗者復活戦を通過した5校を含めた20校で、「まんが県」というテーマのもと行われました。まんが甲子園第21回大会展

こうした激戦の中、見事に優勝を手にしたのが九州・沖縄ブロックの代表で出場した九州産業大学付属九州高等学校です。また嬉しいことに、3位入賞を果たしたのも、同じく福岡県の城南高等学校でした。

 

北九州市漫画ミュージアムでは、まんが甲子園の受賞作10作品をはじめ、まんが甲子園の見所や、総評コメントのパネル展示も行っています。

全国の高校ペン児たちが集まり行われたこの大会。高校生ならではの柔軟な発想で描かれた作品は、見ているだけで楽しくなるものばかり。作品を見ていると、高校生の頃の熱い思いが甦ってくるような、そんな気がします。まんが甲子園の作品は、常設展示「あしたのギャラリー」に展示しています。ぜひお越しください!!