北九州漫画ミュージアム

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2020年10月09日
(321)文化庁メディア芸術祭 北九州展 新たな芸術の扉開けよう

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★

連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第321回
『西日本新聞』北九州版 2020年10月8日(木)朝刊 19面掲載

文化庁メディア芸術祭 北九州展 新たな芸術の扉開けよう

 優れたアートや映像作品などを紹介する文化庁メディア芸術祭。平成9年度から開催され、今年で24年目を迎えます。

 門司区の旧大連航路上屋では、9日(金)~18日(日)まで、文化庁メディア芸術祭北九州展「HELLO,WORLD」が開催されます。期間中は「北九州の扉」、「新たな扉」、「開かれた扉」の3つのコンセプトに基づいて、同芸術祭で過去に入賞したアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの計4部門の作品が紹介されます。またアバターロボットを使用したトークショーやアニメーションの上映会なども開催予定です。世界に開かれた玄関口の歴史を持つ門司港で、様々なアートに出会い、新たな芸術の扉を開けてみませんか?

 また北九州市漫画ミュージアムでは、マンガ部門と連動した特集コーナーを設置し、昨年度(第23回)666作品の中から選ばれた大賞から審査委員会推薦作品、約40点を紹介しています。

 昨年度、大賞に輝いた『ロボ・サピエンス前史』(島田虎之介/講談社)はロボットと人が共存する未来の世界が長大な時間軸で描かれていて、百年後、一万年後先の未来について想像させてくれる作品です。その他にもふたりでひとつの俳優が「世界一の役者」を目指す『ダブル』(野田彩子/ヒーローズ)や、Twitterでも話題となった絶妙なゆるい空気が癖になる『夢中さ、きみに』(和山やま/KADOKAWA)など、面白い作品がたくさんですので、ぜひお手に取ってご覧ください♪

(図書担当・原田佳織)

 =MEMO=

文化庁メディア芸術祭 北九州展「HELLO,WORLD」旧大連航路上屋で9日(金)~18日(日)まで開催。観覧無料。お問合せ:企画運営事務局=TEL:093(541)2528

 =LINKS=