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連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第336回
『西日本新聞』北九州版 2021年2月4日(木)朝刊 17面掲載

若きクリエイターの卒業作品展示
熱いエネルギーを感じて

　今や漫画は「ＭＡＮＧＡ」として世界共通語となり、世界中で親しまれています。漫画は、国境を越えて駆け巡ることのできる表現手段の一つとして、世界中に共感・感動を届け、人々を勇気づけるとともに、明日への希望や活力を生み出すことのできる文化芸術でもあります。
　近年、人気の漫画がアニメや映画化、ゲーム化されることも増え、これらの作品に触れることで将来への憧れを抱き、プロのクリエイターとなることを志す学生も増えています。このようなニーズに応えるため、高いレベルの創造力やデザイン力などを養成する教育機関（大学や専門学校など）が増えており、各分野でのプロを目指す人材育成が行われています。
　一方、北九州市漫画ミュージアムは、本市のメディア芸術の拠点として、次世代を担う人材育成にも力を入れてきました。この取り組みの一つに、メディア芸術関連の学生が学びの集大成を発表する「卒業・進級制作展」の誘致があります。本年度は、総合学園ヒューマンアカデミー北九州校が卒展を開催する予定です。同校は、毎年レベルの高い作品展示を行っており、大きな期待が寄せられています。
　世界中が新たなウイルスと闘う中であっても、若きクリエイターは大志を抱き、大きな夢に向かって力強い一歩を踏み出そうとしています。コロナ禍という特別な時代において、彼らは何を感じ、何を想うのか、節目となる作品に込められる熱い想いやエネルギーを展示会場で直接感じていただければと思います。

（企画係）

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総合学園ヒューマンアカデミー北九州校マンガカレッジ
卒業制作展2021　開催概要
https://www.ktqmm.jp/event_info/13567