北九州漫画ミュージアム

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企画展示

2016年12月23日〜2017年2月24日
海峡マンガ合戦 vol.10 関よしみ

日本漫画家協会 九州・中国支部 展示コーナー

海 峡 マ ン ガ 合 戦

vol.10 関よしみ

2016年12月23日(金・祝)~2017年2月24日(金)

 

6階常設展示エリア「漫画こぼれ話」では、「海峡マンガ合戦」と題して、日本漫画家協会の九州支部と中国支部に所属する作家のミニ個展を継続的に開催しています。

12月23日(金・祝)から2017年2月24日(金)までは、中国支部会員である関よしみ先生の作品を展示します。
講談社の少女漫画誌で活躍ののち、人間の恐ろしさを描くホラー漫画の傑作をいくつも生み出してきた関先生。本展では近年の作品を中心に、商業誌で発表された美麗で“少し怖い”カラーイラストをはじめ、熟練されたストーリー作りの妙を感じさせる漫画原稿を展示します。その他、神話をテーマにしたイラストや詩集から発想を得た幻想的な作品など、商業誌未発表作もご紹介。
多彩な「関ワールド」を、じっくりお楽しみいただける展覧会です。 


 『パニック!-あたし死ぬの?-』(ぶんか社)表紙

恐いからこそ美しい、関よしみ先生の作品をぜひ会場でご覧ください!
展覧会では先生の著作もご紹介する予定です!

 

【関よしみ*プロフィール】

山口県下関市吉見町に生まれる 

1979年 北九州デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業後
    文月今日子氏のアシスタントに入る

1980年 講談社 18回少女フレンド・なかよし新人漫画賞入選、漫画家デビュー
1981年 上京/主に「なかよしDX」誌上にて作品発表
1983年 「いとうかよこ」から「関よしみ」にペンネーム変更・恐怖漫画を描き始める
1987年 講談社の専属を離れ、フリーの漫画家として活動開始
     ●山海堂「ポケットビリヤード入門」「レディスライダーズマニュアル」
     ●講談社「魔少女のおもちゃ箱」「飼育病棟」「マッドパパ」「血を吸う教室」など
     ●ぶんか社「ウィルスの牙」「正義の箱舟」など
     ●角川書店「呪われた遊園地」
     ●リイド社「鮮血の法則」

2006年 下関に帰省/専門学校の講師&農業をしながら創作活動継続
2012年 ぶんか社「神々の密談(稲葉朋子監修)」
2013年 地元の梅光学院大学 旧梅ケ峠キャンパスで
    市民グループ「結いの会」のメンバーとして
    
漫画図書館を開館(毎月第一日曜日am10~pm3開館)
2016年 ぶんか社「パニック!あたし死ぬの?」「超エゴ!あたしサイテー?」

 

【このコーナーについて】 日本漫画家協会 九州支部と中国支部の漫画家の皆さんの作品を展示してご紹介する、常設コーナーです。関門海峡をのぞむ北九州の風土にちなみ、「海峡マンガ合戦」と名づけました。双方の支部から交互に作家が「出場」し、腕を競い合います。とは言え、「漫画/まんが/マンガ/MANGA」は非常に幅広く、多種多様な表現方法があります。海外には「コミック・ストリップ」や「バンド・デシネ」など、日本の漫画とは異なる表現方法のものも。ここでご紹介する作家・作品も、風刺漫画やストーリー漫画、イラストエッセイなど、とても幅広いものになるでしょう。それぞれの魅力にふれていただき、漫画の豊かな可能性を感じ取っていただければ幸いです。

【日本漫画家協会について】 日本漫画家協会(JCA:The Japan Cartoonists Association)とは、様々なジャンルの漫画家たちで構成される公益社団法人です。正会員1126名と、名誉会員7名、賛助会員59法人をあわせて、1192名の会員が所属しています(2016年4月1時点)。優れた作品や作家を表彰する「日本漫画家協会賞」の選定をはじめ、漫画文化の振興につとめています。