北九州漫画ミュージアム

展示・イベント

企画展示

2018年3月10日〜2018年5月11日
海峡マンガ合戦vol.17 尚月地

日本漫画家協会 九州・中国ブロック 展示コーナー

海 峡 マ ン ガ 合 戦

vol.17 尚月地

2018年3月10日(土)~5月11日(金)

6階常設展示エリア「漫画こぼれ話」では、「海峡マンガ合戦」と題して、日本漫画家協会の九州ブロックと中国ブロックに所属する作家のミニ個展を継続的に開催しています。

2018年3月10日(土)から5月11日(金)までは、九州ブロック所属漫画家であり、『艶漢』を「ウィングス」(新書館)にて連載中の、尚月地(なお・つきぢ)先生の作品を展示します。

2007年に「ウィングス」でデビューして以降、漫画『艶漢』や『金色騎士』などで高い人気を獲得し、現在も旺盛に活躍を続ける尚月地先生。漫画だけでなく、目を見張るほど細密で、きらめく色彩の鮮やかさが印象的な美しいイラストレーションも多数発表してこられました。
本展では、先生がこれまでに手掛けた至極のイラストレーションを中心にご紹介します。間近で見れば見るほど魅了される技巧と、尚先生ならではの世界観に浸っていただける展覧会です。ぜひ会場でじっくりとお楽しみください。

 

©尚月地

 【尚月地 プロフィール】

3月11日生まれ
稀代の絵師にして奇想天外なストーリーテラー。

第40回ウィングス新人大賞努力賞受賞作『雑貨に埋もれた乙女』が’07年ウィングス3月号に掲載されデビュー。同年、小説ウィングス夏号より『好漢仕事記艶吹雪』を連載。’08年にタイトルを『艶漢』に改題し、第1巻を刊行。’09年に連載誌をウィングスに移し、現在に至る。ウィングスではカラーポスターを毎号連載中。’16年3月に『艶漢』が『浪漫活劇譚「艶漢」』として舞台化され、同年夏には歌謡ショー『歌謡倶楽部「艶漢」』も上演。’17年12月には『浪漫活劇譚「艶漢」第二夜』が開幕。
主な作品に『艶漢』、『金色騎士』、画集『ノスタルヂア』、画集『極彩少年』、画集『少年艶舞』、『艶漢ヴィジュアルブック』(すべて新書館)などがある。

【このコーナーについて】 日本漫画家協会 九州ブロックと中国ブロックの漫画家の皆さんの作品を展示してご紹介する、常設コーナーです。関門海峡をのぞむ北九州の風土にちなみ、「海峡マンガ合戦」と名づけました。双方のブロックから交互に作家が「出場」し、腕を競い合います。とは言え、「漫画/まんが/マンガ/MANGA」は非常に幅広く、多種多様な表現方法があります。海外には「コミック・ストリップ」や「バンド・デシネ」など、日本の漫画とは異なる表現方法のものも。ここでご紹介する作家・作品も、風刺漫画やストーリー漫画、イラストエッセイなど、とても幅広いものになるでしょう。それぞれの魅力にふれていただき、漫画の豊かな可能性を感じ取っていただければ幸いです。

【日本漫画家協会について】 日本漫画家協会(JCA:The Japan Cartoonists Association)とは、様々なジャンルの漫画家たちで構成される公益社団法人です。正会員1126名と、名誉会員7名、賛助会員59法人をあわせて、1192名の会員が所属しています(2016年4月1時点)。優れた作品や作家を表彰する「日本漫画家協会賞」の選定をはじめ、漫画文化の振興につとめています。