北九州漫画ミュージアム

ひとことブログ

2019年05月25日
「手塚キャラらくがきコーナー」大盛況♪

好評開催中の展覧会「ぼくが出会ったNEW-YORK直行便手塚治虫号~黒田征太郎、手塚治虫を描く」ですが、本展の一角には、ちょっと変わったコーナーが設けてあります。

「鉄腕アトム」など、手塚治虫作品のキャラクターを、来館者が自由に描いて発表するコーナーで、題して「手塚キャラらくがきコーナー」。あふれんばかりの創作意欲で手塚キャラを描いて描いて描きまくっている黒田征太郎先生の息吹にふれて、自分も描きたい!となった方がそのパッションをすぐに発揮できるようにと設けたものです。

おかげさまで毎日、子供から大人まで、たくさんの方が傑作を寄せてくださっています。時には、海外からのお客様がグループでワイワイやりながら描いてくださっている光景も目にします。作品の中には、日本のマンガとはちょっと異なるタッチのものも、ちらほらと。言葉や文化の違いを越えて人の心をうつ手塚治虫のキャラクターの力と、描くことに人をかき立てる黒田征太郎のエネルギーとを、あらためて感じています。

さて、明日26日(日)は、いよいよ、黒田征太郎先生のトークイベントです。9歳の頃に『新寶島』に出会った衝撃や、雑誌『漫画少年』に投稿していたころの思い出。単身ニューヨークへ旅立った思いや、帰国後の出来事。手塚治虫を「ぼくのコンパス」として胸に抱きながら、グラフィックデザインとイラストレーションに邁進してきた日々を、縦横無尽に語っていただきます。

このトークイベント、事前申し込みを受け付けておりましたが、席にまだ余裕がございますので、当日の飛び入り参加も歓迎いたします。午後2時から3時半まで、漫画ミュージアム6階「イベントコーナー」での開催で、参加には常設展観覧券か年間パスポートが必要。皆様のお越しをお待ちしております!(専門研究員 表智之)