ひとことブログ

2020年12月25日
(332)「波打際のむろみさん 地元版」 福岡の名所、名産が丸わかり

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★

連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第332回
『西日本新聞』北九州版 2020年12月24日(木)朝刊 19面掲載

「波打際のむろみさん 地元版」 福岡の名所、名産が丸わかり

 名島啓二先生の代表作「波打際のむろみさん(講談社)」は釣り好きの高校生・向島拓郎が博多弁を話す人魚のむろみさんを釣り上げたことから始まるドタバタギャグ。むろみさんのゆかいな仲間として、竜宮城の『乙姫』や雪男の『イエティ』、ギリシャ神話の怪鳥『ハーピー』など個性的なキャラクターが多数登場し、人間と異生物との交流が描かれています。1話6ページと短いストーリーの中で繰り広げられるテンポの良いボケとツッコミの連打が癖になる作品で、『週刊少年マガジン』にて2009年から2014年まで連載されていました。

名島先生が福岡県出身ということもあり、本作では一部のキャラクターの名前に福岡の地名等が使われています。ヒロインの『むろみさん』は福岡市を流れる室見川、妹の『ひいちゃん』は同じく福岡市を流れる樋井川が名前の由来となっています。その他にも河童(かっぱ)の『川端くん』、ツチノコの『宝満(ほうまん)さん』等々。また博多弁や北九州弁等の方言を話すのも魅力の1つで、方言によるキャラクター同士のやり取りには親近感を覚えます。

完結から6年。今月、新作「波打際のむろみさん 地元版(講談社)」が発売されました。「地元版」は名島先生が2019年頃よりTwitterで発表されていた作品をまとめたもので、むろみさんをはじめ、おなじみのキャラクターたちが福岡県の各所を巡ります。北九州編には小倉出身のリヴァイアさんも再登場!某アミューズメント施設の閉園を嘆くリヴァイアさんを連れてむろみさんが訪れた場所とは…?ぜひ現物をご確認ください♪

福岡県の観光名所や名産物が丸わかりの楽しい1冊。むろみさんたちと一緒に福岡県を巡ってみませんか?

(図書担当 原田佳織)

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