北九州漫画ミュージアム

ひとことブログ

2024年02月22日
(477)来月10日、クリエーターの祭典 「地方発」作の舞台裏も

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★
連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第477回
『西日本新聞』北九州版 2023年2月18日(日)朝刊 18面掲載

来月10日、クリエーターの祭典
「地方発」作の舞台裏も

 漫画やアニメ、ゲームなどの制作に携わる「クリエーター」は、通信手段の発達などで今や全国どこででも仕事が出来ますし、アニメやゲームの制作スタジオが地方に設けられることも増えてきました。

 北九州市では、クリエーターが自費出版の「同人誌」を手売りしたり、メディア企業に作品を持ち込んで仕事につなげたりするイベント「クリエイターズミーティングJAPAN」を年1回開催しています。来月10日(日)開催の今年は、「地方発」の作品の魅力や制作の舞台裏に注目したトークイベントも会場内で行います。

 一つ目は、「特撮×地域振興~ローカルヒーローのつくりかた~」。地方の特色を生かしたヒーローキャラの創作と展開をテーマに、鳥取県米子市から映像作家・造形作家の赤井孝美さんをお迎えします。お相手は、福岡・北九州を舞台とする特撮ドラマ「ドゲンジャーズ」に出演の悪役キャラ「シャベリーマン」と、地元航空会社のPRキャラ「スターフライヤーマン」の開発者という豪華な顔ぶれです。

 二つ目は、マンガやアニメによる特産品の発信がテーマ。高知県宿毛市のブリ養殖場の「伝説のブリ職人」の奮闘を描く「ハレブリ~天晴れ鰤(あっぱれぶり)~」を手がける吉村領さんをお迎えし、福岡県産米を生かした食育アニメ「こめかみっ!ガールズ」を手がける金氏誠さんとお話しいただきます。題して「こめブリっ!~地方からアニメを発信する~」。

 マンガやアニメが地方の特色・特産と合わさることで何が生まれるのか。新しい可能性にぜひご注目ください。

(学芸担当係長 表智之)

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◆クリエイターズミーティングJAPAN