ひとことブログ

2021年02月22日
(338)瀬下猛「インビンシブル」 北九州舞台にラグビー描く

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★

連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第338回
『西日本新聞』北九州版 2021年2月18日(木)朝刊 17面掲載

瀬下猛「インビンシブル」

北九州舞台にラグビー描く

  2月も半ばを過ぎ、温かな日が増えてきました。サッカーJ2リーグ「ギラヴァンツ北九州」のホーム開幕戦も27日に控え、各種スポーツが始動しつつあります。北九州市のスタジアム「ミクスタ」ではサッカーの他にラグビーも行われており、一昨年のウェールズ代表チーム来北の際の盛り上がりも記憶に新しい所です。

 週刊漫画誌『モーニング』(講談社、毎週木曜発売)で先ごろ、北九州市を舞台とするラグビー漫画の新連載が始まりました。瀬下猛(せしも・たけし)さんの「インビンシブル」(=無敵)です。かつて「無敵」を誇ったという架空のプロラグビーチーム「北九州小倉ホワイツ」が、経営不振や選手の流出で苦境にあえぐ中、謎の助っ人選手の加入で起死回生なるか? という筋立てです。

 ホワイツのホームとしてミクスタはもちろん、小倉の街並みもふんだんに登場。ここ数年のギラヴァンツの復活劇を想起させる設定と相まって、胸が熱くなります。

 瞳に不敵な光を宿す主人公・原田スコット春介のポジションは「スクラムハーフ」。スクラムを組んで敵と相対する前衛と、守りを固める後衛の間をつなぐ役割で、体格やパワーより判断力と俊敏さが問われる役割です。

 肉体の躍動を動画で描けるアニメなどと比べて、スポーツ漫画では心理的な駆け引きの描写がより重要。春介は序盤からクセの強い存在感を発揮していますが、さてどのような手腕で試合の流れを作っていくのでしょう?

 現実のプロラグビーリーグ「ジャパンラグビー トップリーグ」は20日にいよいよ開幕。ミクスタでは4月10日と11日に試合が予定されています。どうぞ合わせてお楽しみ下さい!

(専門研究員 表智之)

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『モーニング』公式サイト(講談社)

■講談社『コミックDAYS』:瀬下猛「インビンシブル」第1話 ※無料公開中

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