2026年04月16日
(585)「読もうよガイマン」 海外マンガの展示一新
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連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第585回
『西日本新聞』北九州版 2026年4月12日(日)朝刊 18面掲載
「読もうよガイマン」
海外マンガの展示一新
北九州市漫画ミュージアムでは、日本のマンガだけではなく、海外のマンガの展示やイベントも開催しています。
「読もうよガイマン」キャンペーンもその一つで、「明治大学 米沢嘉博記念図書館」と「京都国際マンガミュージアム」と共同し、その年に日本国内で出版された海外のマンガを集めて展示・紹介する取り組みを続けています。
「ガイマン」とは、日本国内で発売される翻訳マンガを指す造語です。当館閲覧ゾーンでは、なかなか書店で手にすることが難しいガイマンの魅力を直に感じてもらえるよう、たくさんの作品を収集し、自由に読めるように展示しています。
この取り組みを通じて10年近くガイマンの出版を観察していると、翻訳される国のバリエーションや出版数が年々増え続けていることがわかります。世界には多種多様なマンガ文化がありますが、アメリカやフランス、韓国などの主要な地域はもちろん、東南アジアやアフリカなど、これまでなかなか目にすることのできなかった地域のマンガも見られるようになってきました。
さらにうれしい傾向としては、近年は海外の作家が自国での出版を介さずに、直接日本の雑誌や単行本で作品を発表する動きが増えてきていること。ウェブ上で作品が制作・発表されるようになった現代においては、作家や作品の「国籍」は気にせず、文化的背景の違いも含め、作品の魅力を素直に楽しむことができるのかもしれませんね。ガイマンだけでなく、今後はこれらの作品にも注目です!
今月から「読もうよガイマン」コーナーも一新!ぜひ、漫画ミュージアムに読みに来てくださいね!
(図書担当 田中千尋)








