2026年07月01日
(596)「パンダコパンダ」来月から展覧会 名作アニメの世界体感
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連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第596回
『西日本新聞』北九州版 2026年6月28日(日)朝刊 16面掲載
「パンダコパンダ」来月から展覧会
名作アニメの世界体感
「パンダコパンダ」というアニメーションをご存じでしょうか。高畑勲・宮﨑崎駿コンビによって製作された中編アニメーションで、第1作が1972年、第2作「雨ふりサーカスの巻」が1973年に発表されました。高畑が演出、宮﨑が原案・脚本・画面設定を務めた本作は、公開から半世紀の時を経た現在でも多くの人から愛される名作ファンタジーです。
竹林の中にあるおうちでひとり留守番をしていたミミ子のもとに、小さな子パンダ「パンちゃん」とそのお父さん「パパンダ」がやってきます。3人は家族のように一緒に暮らし始めるのですが、ある日、動物園の園長がパパンダ親子を探しにやってきてしまいます。3人の楽しい暮らしはどうなるのでしょうか?
さて、本作が製作された1972年は日本のパンダ史においてとても重要な年です。日中国交正常化を記念し、中国から2匹のパンダが初めて日本にやってきたのです。同年11月には上野公園で初お披露目され、大勢の人が見物に訪れました。「パンダコパンダ」は、日本中がパンダフィーバーに湧くその熱気の中で公開されたのです。
日常をワクワクさせる明るくてユーモアたっぷりな物語と、見ているだけで元気になれるカラフルな世界観、キャラクターたちのかわいらしさ。本作にはたくさんの魅力がありますが、その世界を丸ごと紹介する体験型展覧会を、この夏北九州市漫画ミュージアムで開催します。公開時の貴重な資料の展示をはじめ、大きなパパンダのオブジェなど、フォトスポットも盛りだくさんです。ぜひ皆さんでお越しください。
(学芸員・石井茜)
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