ひとことブログ

2022年12月14日
(419)クリエーター活躍の作品 創作への熱意、苦悩描く

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★

連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第419回

『西日本新聞』北九州版 2022年12月4日(日)朝刊 16面掲載

クリエーター活躍の作品
創作への熱意、苦悩描く

 自らの手で作品を創り出すクリエーター。作者が魂を込めて創った作品には、人の心を揺さぶる力があります。今回はクリエーターが活躍する作品を紹介します。

 『左ききのエレン』(漫画・nifuni、原作・かっぴー/集英社)は広告業界を舞台にした群像劇。広告代理店に勤務するデザイナーの主人公・朝倉光一と類まれな絵の才能を持つ山岸エレン、2人の視点で物語が展開します。「才能」をテーマにした作品で、凡人の光一と天才のエレン、それぞれの苦悩が描かれています。失敗や後悔、挫折を味わいながらも本気で仕事に立ち向かっていくクリエーターたちの熱いぶつかり合いをご堪能ください!

 SNSで話題となった『私のジャンルに「神」がいます』(真田つづる/KADOKAWA)は、アマチュア小説家たちが互いに切磋琢磨するさまをコミカルに描いた作品です。アニメや漫画など、既存の作品を基に、新たな作品を創り出す「二次創作」に日々励む彼女たちの前に現れたのは、巧みな表現力で読者の心をかき乱す作品を次々と生み出す二次小説家・綾城。その作品を読んだ彼女たちは憧れ、嫉妬し、そのパワーをすべて創作にぶつけます。創作活動に携わる人々のリアルな感情をお楽しみください。

 北九州市漫画ミュージアムの閲覧ゾーンでは、クリエーターが活躍する作品を紹介する特集コーナーを設けています。ぜひこの機会に独特なセンスやアイデアで人々を魅了するクリエーターの世界を味わってください!

(図書担当 原田 佳織)

=MEMO=
北九州市漫画ミュージアム5階では企画展「北九州国際漫画祭2022」を開催中。国内外のクリエーターの作品をどうぞご鑑賞ください!