大牟田出身・古賀新一
エコエコアザラク50周年展
2025年9月13日(土)~11月3日(月祝)
前期:9月13日(土)~10月6日(月)
後期:10月8日(水)~11月3日(月祝)
※本展は展示替えを行い、前期と後期でカラー原稿が4点、モノクロ原稿が14点入れ替わります。
福岡県大牟田市出身の漫画家・古賀新一が、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に1975年から79年にかけて連載した怪奇漫画の金字塔『エコエコアザラク』。中学生にして黒魔術を操る魔女・黒井ミサが、悪や暴力、人間の卑しい欲望に魔術で苛烈に対抗する、痛快で時に残酷な物語です。70年代のオカルトブームを背景に人気を博し、古賀の代名詞といえる作品となりました。
本展では、『エコエコアザラク』連載開始50周年を記念し、カラーイラストや名シーンの数々を、合計140点に及ぶ迫力の肉筆原画で紹介します。恐怖を掻き立てる緻密な筆致、鬼気迫る悪魔的な“儀式”の描写、西洋の宗教画や幻想画をオマージュした印象的な扉絵などを、ぜひ間近でお楽しみください。
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古賀新一(こが・しんいち)プロフィール▼
1936年、福岡県大牟田市に生まれる。中学卒業後、働きながら独学で漫画を習得。58年、ひばり書房の貸本単行本に掲載された短編『影なき犯人』でデビューを果たす。以後、貸本屋向けの漫画雑誌「怪談」などで作品を執筆し、64年に「週刊マーガレット」で連載した『白へび館』で怪奇漫画家としての地位を確立する。「週刊少年チャンピオン」で75年から79年にかけて連載した『エコエコアザラク』は、オカルトブームの波にも乗って大きな人気を獲得し、4年に渡る長期連載となった。のちに映画やドラマにもなった本作は、時を超えて愛され続けている。2018年、81歳で逝去。
開催概要▼
■会 期 2025年9月13日(土)~11月3日(月祝)
■休館日 毎週火曜日(ただし9月23日は開館し、その翌日が休館となる)
■会 場 常設展示エリア「あしたのギャラリー」
■観覧料 常設展観覧チケットまたは年間パスポートでご覧いただけます
◆特別協力 秋田書店
◆協 力 ベアトラップギャラリー、原田誠一
©古賀新一(秋田書店)1976