収蔵作品展 畑中純
~原風景~
『大多摩月夜』「甲羅-こうら―」扉絵
2021年3月27日(土)~7月18日(日)
前期:3月27日~5月21日 後期:5月22日~7月18日
※漫画原稿保護の観点から全作品の展示替えを行います
当館では北九州ゆかりの作家である畑中純先生の原画・版画等を、ご家族から寄託を受けて収蔵しています。本展では、その中から前期後期あわせて136点を公開いたします。
テーマは「原風景」。畑中先生の子供時代の思い出が投影された作品をはじめ、青年期まで過ごした北九州、そしてプロデビュー後から後半生を過ごした多摩の、自然・人間の営みが描かれた作品を抜粋しました。ダイナミックでありながら細やかで情感あふれるペンタッチと、木版による力強く美しい表現を、ぜひご覧ください。
『まんだら屋の良太』「ある日」扉絵/『ガキ』「地底王国」より
『まんだら屋の良太』「くちづけ」扉絵/『玄界遊俠伝 三郎丸』「祭り」より
■プロフィール■
畑中純
HATANAKA Jun
漫画家・版画家
1950年北九州市小倉南区(旧小倉市)生まれ、小倉南高等学校卒業。
北九州、特に小倉の風土や人間模様を濃密に描いた作品群で知られる。
74年の自費出版作品を経て、商業誌では77年にデビュー。79年より連載の『まんだら屋の良太』が高く評価され、81年日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。95年の『吉兆』『増水警報』など、版画集も多数出版した。2007年からは東京工芸大学芸術学部マンガ学科教授として後進を育成。北九州市でも、作品展の開催や北九州市漫画ミュージアム設立に向けた基本コンセプト検討委員を務めるなど、漫画文化の振興に寄与した。
2012年、62歳で逝去。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
《収蔵作品展 畑中純~原風景~》
会期 2021年3月27日(土)~7月18日(日)
前期:3/27~5/21 後期:5/22~7/18
※モノクロ原稿は約2か月、カラー原稿は約1か月で展示替えいたします
会場 6階常設展エリア「あしたのギャラリー」
内容 漫画原稿、版画、書籍など約140点
観覧料 無料(常設展チケットまたは年間パスポートが必要)
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●