北九州漫画ミュージアム

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2023年9月8日〜2023年10月22日
三隅健原画展 非日常との境界

三隅健原画展 非日常との境界

三隅健「ムルチ」(2008年)原画 ©️三隅健/小学館

会期:2023年9月8日(金)~10月22日(日)

福岡県最南端に位置し、石炭産業で栄えた大牟田市は、古賀新一・萩尾望都・鴨川つばめといった、一時代を築き上げた漫画家たちに代表されるように、豊かな漫画文化が育まれてきました。
1974年、大牟田市に生まれた三隅健(みすみ・たけし)は、中学生の頃から漫画を描き始め、成人後、漫画雑誌に投稿を始めます。いくつかの雑誌で高評価を得ていく中で、その才能が大きく認められたのは2008年、『月刊IKKI』(小学館)が主催する新人賞でした。受賞作「ムルチ」は、人間に触られると1週間で死んでしまう不思議な生物(=ムルチ)を通して描かれる、少年と少女の冒険譚。瑞々しい感性に将来を嘱望された三隅ですが、本作を発表した同年、34歳の若さで急逝しました。
歿後15年を数える今年、三隅が遺した漫画原稿のほか、絵本「てんしのチロル」の原画、幻想的なモチーフと色使いが印象的な絵画作品などを「あしたのギャラリー」にてご紹介します。「日常と非日常の境界線みたいなのが好きです」と語った作家の空想世界を、ぜひ間近でご覧ください。

三隅健≪鳥人魚≫

 


【展覧会概要】

【会  期】2023年9月8日(金)~10月22日(日)

【開館時間】11:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで

【休 館 日】毎週火曜日

【場所】北九州市漫画ミュージアム 常設展示室「あしたのギャラリー」
    (北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity 6階)

常設展チケット(一般480円・高校生240円・中学生以下無料)でご覧になれます
※療育手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添人は無料(付添人については1名まで。なお、身体障害者の付添人は、当該身体障害者手帳の等級が1級~4級までの場合に限る)。

【主催】北九州市漫画ミュージアム
【協力】三隅潤也、三隅拓郎、有限会社 やきとり二番、株式会社 小学館、大牟田市