「自主制作漫画誌展示即売会 コミティア」(東京)の創設者の一人で、コミティア実行委員会の代表を長年務め、2022年からは同委員会の会長職におられた中村公彦(なかむら・きみひこ)氏が4月26日に逝去されました。
北九州市漫画ミュージアムにおいては、2014年9月に開催した「文化庁メディア芸術祭 北九州特別開催『越境するマンガとメディア』」の中で、メディア芸術祭功労賞受賞者(2013年、第17回)として中村氏の紹介展示をさせていただいたほか、関連イベントとしてコミティアの「見本誌読書会」を開催いたしました。
「見本誌読書会」はその後、「アズ50年展-マンガ同人の半世紀-」会期中の2016年4月と、同年9月の合計3回開催しております。これらの見本誌読書会の開催を下地に、地元の老舗マンガ同人グループ「アズ漫画研究会」のメンバーでもある漫画家・ひのもとめぐる氏の発案と尽力により、コミティアの地域版「九州コミティア」が発足したのは2017年のことでした。
中村氏は、当館を拠点とする九州エリアのマンガ文化振興について常々気にかけてくださり、「見本誌読書会」の開催協力に加えて、「アズ50年展」関連イベントでステージに登壇していただいた際には、「ここ北九州で、九州コミティアを」という、ひのもと氏のアイデアに力強く賛同され、発足に向けての準備段階から手厚くご支援くださいました。
中村氏のご生前のご厚誼ご厚情に心から感謝申し上げますとともに、謹んで哀悼の意を表します。
2026年4月30日
北九州市漫画ミュージアム








